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台車Q&A
台車に関するよくある質問と回答集です。
- Q.手押し台車の車輪配置はどのようになっているのでしょうか?また、どのような影響があるのでしょうか?
- A.手押し台車の場合、積載重量が軽い場合は、後輪(押し手側)が固定キャスター、前輪(先端側)が自在キャスターの方が小回りが効くので扱いやすく安定します。しかし、積載重量が重い場合は、台車を旋回させるときにはハンドルを押すのに大きな力が必要となります。後輪が自在、前輪が固定の台車は、積載重量が重い場合に使用され、旋回が容易にできます。また、4輪とも自在ですと、4方向に移動ができるので、全方向に動かす場合には重宝します。ただし、蛇行しますので、一人で台車を押して直進するのは難しくなります。
- Q.プラスチック製の荷台は丈夫ではないのですか?
- A.スチール製やステンレス製に比べると弱い面はありますが、積載重量に耐えられないという意味ではありません。プラスチックの場合、硬いものにぶつけたり衝撃を加えると割れてしまいますので注意します。プラスチック製は軽いので持ち運びが多い方や女性には重宝する台車です。
- Q.ストッパーとはどのような種類があるのですか?
- A.フットストッパー式とハンドストッパー式、キャスターストッパー式がございます。フットストッパー式とハンドストッパー式はともに後輪2輪を押さえる方式が一般的です。フットストッパーは、ストッパーを足で踏むことによりストッパーをかけ、動かすときにもう一度踏むと稼働が可能になります。ハンドストッパーは、通常ブレーキがかかっている状態で握ることによって、ストッパーが解除されます。離すとストッパーがかかりとまります。キャスターストッパー式は、キャスターそのものにストッパー機構が内蔵されております。主に自在キャスターに付いており、キャスターの金具部分にストップ又は解除のペダルが付いております。また、ストッパーの種類にも2種類あり、車輪の回転だけにストッパーを掛けるタイプと自在の旋回部と車輪の回転の両方にストッパーを掛けるタイプがあります。ただし、台車によって付けられるキャスターの種類は限られているのでメーカーや販売店に聞くと良いでしょう。キャスターストッパーは、主に自在キャスターにストッパー機構が内蔵されているものが多いので、キャスターが旋回するとストッパーのペダルも一緒に回転してしまいます。常にペダル位置が一定ではなく踏みづらい場合があるというデメリットも考慮しましょう。
- Q.坂道で台車を駐車したいのですが。
- A.一般に台車のストッパーは坂道での駐車は想定されておりません。積載重量や坂の角度によって止まる場合もあるかとは思いますが、大変危険です。ちなみにアイケーキャリーという製品で、より安全性の高い四輪ロックタイプという台車もございます。
- Q.台車を使用する際、音がとても気になります。静かな台車はないのですか?
- A.騒音の主な原因はキャスターの旋回部及び車輪回転部から発せられ、それらがスチールを使用している部分に伝わり共鳴してしまいます。そこで多くのメーカーでは、低騒音キャスターを使用した台車を販売しています。低騒音キャスターとは、キャスターに高性能なベアリングを使用することによって音が出にくい仕組みになっています。ただし、路面環境が悪い場合、ハンドル接合部等から音が出てしまいます。
- Q.でこぼこの多い道で使用したいのですが、製品に影響がでてしまいそうで心配です。
- A.空気入りタイヤや緩衝キャスター、サスペンションがついたキャスターがあり、どれもクッションの役割を果たします。ただしデメリットもあり、空気入りタイヤは外径が大きく、小型の台車では使用出来ないほか、重量物も載せられません。また、サスペンション付きキャスターは非常に高価です。
- Q.食品加工業なのですが、ステンレス製台車のキャスター部分の素材はスチールになってしまうのですか?
- A.ステンレス製があります。衛生面で気をつかう場所での使用の場合、キャスターもステンレスにするべきでしょう。
- Q.タイヤの素材はゴム以外はないのですか?
- A.一般の台車では、安価なゴム製が使用されています。ただし、用途に応じて、ウレタン製・ナイロン製・導電性など、様々な素材のタイヤがあり、それぞれに特徴が違います。使用したい台車に取付可能かどうか問い合わせてみましょう。
- Q.カゴ台車を冷凍倉庫で使用したいのですが?
- A.通常のカゴ台車はスチール製ですので、荷台やフレーム、キャスターが錆びやすいです。
しかし、湿気の多い場所で使用することを想定し、キャスターも含めたオールステンレスのカゴ台車があります。また、溶融亜鉛メッキやスチール製に耐寒グリスを使用するカゴ台車もあり、状況に応じてお選びいただけます。オールステンレス製では、手押し台車・ハンドパレット・テーブルリフター等各種台車でも販売されています。 - Q.ハンドル折り畳み式の手押し台車で300kgの荷物を運びたいのですが可能ですか?
- A.ハンドル折り畳み式の手押し台車で許容重量が300kgのものもございます。ただし、ハンドルにかなり負担がかかりますので、使用頻度が高いのであれば、ハンドル固定式で、さらには鋼板製のものをお勧めいたします。また、300kgの重量を操作するには、かなりの労力が必要です。
- Q.ハンドパレットの選び方が分からないのですが?
- A.様々なサイズに合わせたハンドパレットが存在します。まずはご自身の使用しているパレットや使用環境を整理し、仕様書を読んで絞りこんでいけば良いかと思います。パレットのサイズを把握し、それに合ったフォークのサイズを選びます。その上で、何kgの積載重量が必要なのか、使用環境で旋回の可能なスペースはどうなのか、路面状況はどうなのか、等を考慮すれば、ご自身にあったハンドパレットを選択できます。分からないことがあれば、メーカーや販売店に聞いてみましょう。
- Q.手動式のテーブルリフターを購入したいのですが、昇降作業は大変ですか?
- A.油圧式ですので、労力はかなり軽減されます。また、昇降が頻繁であれば、バッテリー式もございますので作業は円滑に行えるかと思います。